3月3日3月3日「神は人のいのちを惜しむ」(ヨナ書4章1-11節)■はじめに イエスは、律法は「神を愛することと人を愛すること」の2つに要約されると教えました。そして人についてはこう言いました。「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい(マタイ22:39)」「自分自身を愛する」は、人は真っ先に自分のことを気にかけることを指しています。例え...
2月25日2月25日「神は滅びを望まない」(ヨナ書3章1-10節)■はじめに 新約聖書「使徒の働き」を見ると、キリスト教の初期ではユダヤ人は異邦人がキリストを信じて救われるのを驚きました。なぜなら、救いはユダヤ教に属する者だけに与えられると信じていたからです。それでユダヤ人クリスチャンは、「異邦人も割礼や儀式を守ることなどでユダヤ教に改宗...
2月18日2月18日「ヨナの苦しみと悔い改め」(ヨナ書2章1-10節)■はじめに キリスト教では悔い改めは2つあると言われています。一つは神からの罰の恐れや痛みから、罪を悔いて犯さないようにするものです。もう一つは、本来罰を受けるべきであるのに神があわれみによって罰を赦してくれたことから、罪を憎み神に従うというものです。どちらも罪を悔い改める...
2月11日2月11日「使命から逃げた報い」(ヨナ書1章11-17節)■はじめに 皆さんは自分が原因で誰かが嫌な思いをしたり、心身を傷つけたと知ったら、どうしますか。たいていは、すぐにやめて謝るでしょう。場合によっては金銭による賠償もあるでしょう。人は不完全ながらも神の愛とか聖さを持っているからそうできるのです。その一方で、自分をかばいたい気...
2月4日2月4日「主からの使命」(ヨナ書1章1-10節)■はじめに 今日から旧約聖書預言書のヨナ書を扱います。一般的な預言書は「預言者に与えられた神のことば」を記していますが、ヨナ書はヨナに起こった出来事を伝記風に描写しています。この点はダニエル書に似ていると言えます。ただ、ヨナは自分の使命を放棄したり、神に文句を言ったりと、神...