2023年11月5日11月5日「主は行いに応じて報う」(ヨエル書3章1-8節)■はじめに ルカの福音書に金持ちと貧しい人ラザロのたとえばなしがあります(ルカ16:19-31)。金持ちは毎日ぜいたくに暮らしていましたが、ラザロは体のできもので働けなく、金持ちの食卓から落ちる物で腹を満たしたいと思うほどの貧しさでした。しばらくして両者とも死んだとき、ラザ...
2023年10月29日10月29日「主の御名を呼び求める者は救われる」(ヨエル書2章21-32節)■はじめに 「苦しい時の神頼み」ということわざがあるように、日本人は無宗教と言いながらも結構信心深い性質があるようです。「○○の神様」といった神社やパワースポットにお参りする、元旦に初詣に行くなどはよくありますね。私たちも教会という場所に行き、そこで礼拝し祈りますから、やっ...
2023年10月22日 10月22日「わたしのもとに帰れ」(ヨエル書2章12-20節)■はじめに イエスのたとえ話に「放蕩息子(ルカ15:11-32)」というものがあります。裕福な家の次男が父から遺産を分けてもらって、それをあっという間に使い果たし、飢え死に直面します。ここで彼は罪を悔い改め、子供という立場ではなく雇人として父に頼ろうと決心して家に帰ります。...
2023年10月15日10月15日「主の日には何が起きるのか」(ヨエル書2章1-11節)■はじめに 今年は三笠市でもクマの目撃情報が相次いでいます。そのため、目撃した付近にはクマ注意の看板が立てられていて、ニッキとよく散歩する堤防のウォーキングコースにもあります。当然のことながら、立看で注意を促したり、あるいはそれを見て気をつけるのは、ヒグマの怖さを知っている...
2023年10月8日10月8日「ヨエルの叫び」(ヨエル書1章13-20節)■はじめに 今の日本は自己責任論があふれています。事故や事件が起きた時に当事者にすべての責任を負わせる、という考え方です。最近では当事者だけでなく、その家族にも非難が及びます。確かに、故意にせよ過失にせよ、生じた結果はその人の行動によって起きたものです。けれどもこの考え方だ...
2023年10月1日10月1日「いなごによる災害」(ヨエル書1章1-12節)■はじめに 神は様々な出来事を通して、ご自身の存在と力、わざを私たちに明らかにしています。たとえば、宇宙や人の誕生の神秘、圧倒的な自然の力と美しさ、人体の精密で機能的な構造などに、多くの人が神の存在を感じています。本来、人はあらゆることがらから神を知る存在でした。しかし、今...