6月23日6月23日「苦難の中で喜び踊る」(ハバクク書3章8-19節) ■はじめに 北海道聖書学院で学んでいた時「エレミヤ」 の映画を授業で見ました。エレミヤはハバククと同時代の預言者で、南王国ユダの滅亡を目の当たりにしました。恥ずかしながら、ずいぶん前に見たので、どんなシーンがあったのかほとんど覚えていません。ただ一つだけ印象に残っているのは...
6月16日6月16日「さばきの恐れと期待」(ハバクク書3章1-7節) ■はじめに 私たちの人生には「恐ろしいけれども、それを通らなければ喜びや安心に至らない」という物事があります。身近なところでは、病の手術、学校や資格の受験といったところでしょうか。出産もこれに相当すると思います。ですので、私たちは不安や恐れを抱きつつ、一方では喜びを期待しな...
6月2日6月2日「神の義を信じ切る」(ハバクク書2章9-20節) ■はじめに ダビデが詠(うた)った詩篇には「嘆きから感謝へ」移り変わるものがいくつもあります。以前説教した詩篇28篇はその典型と言えます。また「嘆きから感謝へ」の詩篇では、ほとんどと言ってよいほど、ダビデは様々な物で主をたとえています。例えば「巌、岩、盾、やぐら、御翼の陰、...
5月26日5月26日「神の義は変わらない」(ハバクク書2章1-8節) ■はじめに 今の日本では何事もすぐに結果が求められます。それゆえ待つというのがだんだん難しくなってきているように思えます。ただ、待てないというのは現代人だけではありません。イスラエルの初代王であるサウルも、「自分が着くまで待つように」というサムエルを待てませんでした。サウル...
4月21日4月21日「神は悪を放っておくのか」(ハバクク書1章12-17節) ■はじめに 私たちは聖書から神のご性質を知ります。例えば、義、善、聖、愛、全知全能、永遠、不変、偏在、霊なる方といったことです。そして、イスラエルの歴史を通して、イエスの姿を通して、イエスを信じる人々の証しを通して、自分の経験を通して、「神のご性質が本当だ」という確信を深め...
4月14日4月14日「苦難の叫びと主の答え」(ハバクク書1章1-11節) ■はじめに いま世界では、ウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナの戦闘、無差別テロ、少数民族の抑圧など、人々を恐怖と苦痛に陥れる出来事が後を絶ちません。日本においても殺人、虐待、詐欺、差別、誹謗中傷といった人を大切にしない事件が頻発しています。こういった有様に私たちは「...